ハフィントンポスト・パパ日記・第34章「良くも悪くもつねったり、ねじったり」

下記はハフィントンポストさんに取り上げていただいた英語記事の訳です。原文記事を見たい方はhttp://www.huffingtonpost.com/dimitri-ehrlich/the-daddy-diaries-chapter_b_8749968.htmlをご覧ください。

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赤ちゃんが生まれると、退院までに看護婦さんが新生児の体を揺すってはいけない」とか「ピザを食べさせちゃだめ」とかいくつかの重要事項を看護婦さんが教えてくれます。私が聞いた覚えがあるのはそれくらいで、後は小さな叫び声製造機と共に家に帰されます。食べ物を噛む、首を自分でコントロールできるようにる、ファミリーガイのステューウィーの真似をする等、大人が自然に取っているありとあらゆる行為を赤ちゃんが学習する時期が予め発達段階で決まっていること彼女たちは教えてくれません。

 

幸いなことに、うちのミシェルがワンダーウィークという本に基づいた、週ごとにどんなことが起きる予定なのかをメールで通知してくれるアプリを見つけてきました。一節一節がとても楽しくて明るい口調で書かれていて、例えば「18週、おめでとうございます! お子さんが新たな発達段階に入ります。これからしばらくは夜な夜なギャン泣きしたり、お漏らしをするでしょう。」

 

ワンダーウィークの作者が他にも言うべき事があるというそぶりを見せる中、私はここには生後数100週間におけるほぼ全ての発達段階が書いてあることをミシェルに指摘しました。文面は何だか無料の新聞に載っている星占いのようです。「あなたの赤ちゃんがヨダレを垂らすようになるでしょう」「彼は新たな機会を求めています」「大技に挑戦しましょう」「旅行に行くにはグッドタイミングです。」「また今週は新しいTシャツを買うのにもグッドタイミングです。なぜなら古いTシャツがヨダレだらけになるからです。」

 

「だんだんと赤ちゃんが目覚ましい成長期を遂げるようになります。最初に赤ちゃんは物事に気づくようになり次に喉を鳴らすことを覚え、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のドラマシリーズを一気に見るようになるでしょう。」

 

このアプリでは、新たな発達段階に入るたびに、赤ちゃんがどんな成長を遂げるかに関わらず、退行期が訪れると予告しています。例えば赤ちゃんがハイハイを覚えたら、小声でママをののしり始めます。固形物を食べ始めたら、またタバコを吸い始めます話すことを学び始めたら、ずっと口を閉じなくなります。

 

私はもうずっと前に父親としての私の本質的な仕事は、財布を持った荷物持ちでありペットになることだと受け入れました。そしてレフの前世がミニー・リパートンであることや、今は「Loving You」のビデオを1日に30回もかけてほしがることなど、彼の奇妙な癖も問題だとは思いませんそれは良いんです。問題はレフが今週、ワンダーウィークには載っていない新たなフェーズに入ったことなんです。かつてのあの可愛い可愛い赤ちゃんの指に鋭い爪が生え、親指と人差し指を向かい合わせて使うことを覚え始めたんです。これは人間と人間になる以前の原子的な種を分ける大きな飛躍です。

 

本来なら、息子が物をつまめるようになったことに興奮して鼻高々なのが父親なのでしょうが、不幸にもレフがこの新たな能力を使って私の乳首をつまむことにはまってしまったんです。私の乳首をまるで体操のつり輪のようにつかみ、それを引っ張って自分の体を持ち上げてつかまり立ちをしようとしているんです。危うく乳首が取れるかと思ったくらいです。

 

私の乳首はそもそもあまり大きくないんです。少なくともかつてはそうだったのですが、今ではカーリーフライのようになってしまいました。

 

朝起きると、レフがどうやってかベビーベッドから私たちのベッドにやってきて、爪で私の乳首を触っていました。半寝の状態から完全に目覚めたのは、彼が目を不敵に輝かせながらUFCファイターのように私にまたがって胸の上に座ってきたときです。

 

この子は私を見るというより、見渡して、さも「これだ。僕はこれを取っていくんだ。」と言うような表情を浮かべていました。この子が私の左の乳首をつかんで、らせん状にひねったので、私は思わず悲鳴をあげてしまいました。

 

男が乳首をずっとつままれてしまったたら、変なことをしたくなたって不思議ではありません。私は息を飲んで、ミシェルに助けを求めようとしましたが、彼女はあまりにも疲れすぎて片方の目がまぶたから飛び出しそうになっていました。それからしばらくMレフウォード・シザーハンズはただただ馬鹿げた強さで私の胸をいじり続けました。

 

私はどうか次はこの子の指の爪が抜け落ちけたり、二人にバンドエイドが与えられるフェーズであってくれと願いました (誰かに乳首をもぎ取られてからバンドエイドがないと気づいたことってありませんか)。 私は大声でミシェルに助けを求めました。でも、もしあなたが彼女の辞書で「シザーハンズ」と検索したら、ミシェルが笑っている写真が出てくるんです。もうあなたも彼女の気持ちが分かったでしょう。だって残酷なまでに鋭い歯が生えてきていてもレフはまだ授乳期間なんです。

 

とにかく私にはかつて乳首がありました。今はその痕跡が残っているものの、使い物になりません。そして昔よりTシャツが似合うようになりました。話は変わりますが、私はレフをセントラルパークにお散歩に連れていくときにワンダーウィークを読んでいます。レフが新な世界を発見したときには、まるで自分自身がまた子供に戻ったかのように、一緒に興奮しながら鑑賞しています。

 

この子にとっては全てが初めての瞬間であり、この子をよく観察してると、今目の前で起こっている体験の素晴らしさを理解して存分に味わっているのに気付かされます。この子が新たな景色や音を理解できるようになるのを目の当たりにしながら、この子の限りない好奇心からインスピレーションを得て、私の胸は誇りでいっぱいで、かつて乳首があった場所は静かに高鳴っています。

 

私は次のフェーズに入って、赤ちゃんが夜ずっと寝ていられるようになるのを本当に楽しみにしています。それがダメならキッチン手袋を着けるフェーズに入ってほしいです。

どちらでも良いのでどちらかが早く来てくれるのを心待ちにしています。

上記はハフィントンポストさんに取り上げていただいた英語記事の訳です。原文記事を見たい方はhttp://www.huffingtonpost.com/dimitri-ehrlich/the-daddy-diaries-chapter_b_8749968.htmlをご覧ください。

 


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