不思議な週齢37週: 第6メンタルリープ
第6メンタルリープ: 分類の世界への入口
出産予定日から数えて37週頃(ワンダーウィーク36〜40週の間)に、赤ちゃんの行動にまた進歩が見られます。この頃は特に物事の探究の仕方がだいぶ確立されてきます。
例えば、床に落ちている小さな物体をつまんではまじまじと観察したり、お皿の上の食べ物をつぶしてはそれぞれの食べ物のつぶれ方を比較したりします。
赤ちゃんはこのような実験や観察を繰り返すことで、物事の最もしっくりくる表現を見つけようとしているのです。
このとき赤ちゃんがやっているのは簡単に言うと「これは何なのか?」を知ろうとする行為であり、難しく言うと「周りの物事がどんなカテゴリーに属するのか?」を探ろうとしているのです。
赤ちゃんはこの頃から特定の物体、感情、動物、人がどんなグループやカテゴリーに属するのかを理解できるようになります。
例えば、バナナとほうれん草は両方とも同じ食べ物ですが、味も見た目も感触も違います。そういった物事を分類する上で重要な類似点と相違点が分かるようになるのです。
また今回のメンタルリープ(通称「分類の世界への入口」)がきっかけで、赤ちゃんの視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といったあらゆる感覚が変わります。
そして、これからの赤ちゃんは他人のことや自分の感情がよく分かるようになります。言語能力も飛躍的に発達し、まだ単語やフレーズを使いこなすことはできないまでも、聞いて理解できる言葉が一気に増えます。
注) このリープを迎えた子を助けてあげるには当HPを読んだだけでは不十分です (これから訪れる他のメンタルリープも然り)。ワンダーウィークの本を読んで、このリープの全容を理解し、この頃のお子さんが本当に必要としているケアをしてあげてください。
メンタルリープに入った子はママの助けを心から求めています。
- 赤ちゃんが感じている世界を覗いてみましょう
- メンタルリープの効果を引き出す方法を学んでください
- 三大オノマトペ「エンエン、イライラ、ベッタリ」が出たら助けてあげましょう
- 発達の鍵を握る週齢の時期に最適なおもちゃと遊びを知っておいてください
- お子さんの行動の意味がわかるカレンダーやチェックリストを活用しましょう
- 週齢ごとに変わる赤ちゃんの行動や態度をお伝えします