赤ちゃんがつまらないことを何時間もやり続けてるのって普通?
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私たち大人にとっては取るに足らない小さな物事が、赤ちゃんにとっては物凄く興味の引かれるおもしろい物事であることがあります。
たくさんの機能が付いた新品の「ガラガラ」に付いた「ラベル」で楽しそうに遊ぶ赤ちゃんを目の当たりにしているママはあなただけではありません。その子はディテールに興味があるのです。このように極めて些細な物事が赤ちゃんを大いに魅了することがあります。
大人にとっては取るに足らないことをずっとやっているので、赤ちゃんがおバカちゃんなんじゃいかと思ってしまう親もいます。何時間もずっと、指で玄関の土間と床の間を交互につっついたり、毛糸玉を持ってくるくる回しているので、我が子は自閉症なのだと思い込む人さえいるほどです。要するに親というのは最悪のケースを考えるもので、時に、ありえないような思いつきを正しいと信じてしまうことがあるのです。
(あんよや言葉とは対照的に) 何と呼んで良いかもわからないような地味な行為を何時間もずっとをやり続けているからといって、子どもの知性が遅れている理由には全くなりません。それどころか、きっと実際にはとても知的な行為に取り組んでいるのです。つまり基本的な自然法則を探求しているのです。
指を玄関の土間と床の間で上下に行った来たりさせながら、重力、床と土間の素材の違い、玄関の登り口の角の特定の場所に指を置いたときに受ける物理的な力を感じているのです。
また毛糸玉を回すことで、ほんのちょっと手を動かすだけで、玉の形が全く変わることを知るのです。私たち大人は、同じ物が見る角度を変えると違った形に見え、見え方は変わっても実際には同じ物体だということを知っています。お子さんはそうやって玉を回しているうちに、それに気づきます。
つまり実のところ、とても頭の良い行為をしているのです。