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1歳になったら実践したい魔の2歳児を避けるしつけの3ステップ

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正しい知識さえあれば魔の二歳児は避けられる

実を言うと、0歳児というのはまだ何をしても甘やかすことにはなりません。それは善悪を判断する力や社会的なルールを理解する知能が1歳になってから芽生えるためです。

そして幼児になったばかりの子供の頭の中で起こる変化や、その頃の子供が理解できる物事を知った上で、親がしつけてあげれば(少なくとも理論上は)魔の二歳児は避けられます。

ちなみに1歳児には3つの成長ステップ(通称「メンタルリープ」:赤ちゃんの脳が成長して新たな発達段階に入る現象)があります。

それらをきちんと理解しておけば、発達段階に合った正しいしつけができます。

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1歳になった直後:第8メンタルリープ(通称「工程の世界への入口」 )

1歳の誕生日を迎えることは、この世界で無事に一年を過ごしたという意味だけを考えても、子供にとってとても重要な出来事です。また親にとっては我が子が乳児から幼児へと変貌を遂げる節目でもあります。とは言え、この頃の子供はまだまだあらゆる面で「赤ちゃん」のままです。

このメンタルリープによってお子さんは順番が決まっている一連の行為を一つの作業として捉えられるようになります。例えば、汚いお皿を水につけ、その上でブラシやスポンジを動かし、水切りラックに置くことは、お皿を洗う作業なのだと理解し始めます。

この頃の赤ちゃんはこういったお皿洗いなどの作業をお手伝いするのが大好きです。そして当然、その間に泡を作って遊ぶのも大好きです。

この時期のしつけ方:赤ちゃんに対して一貫した態度を取る

この頃はまだ良いことと悪いことの原則や善悪を判断する力が芽生えていないので、怒ってもしつけにはなりませんし、ましてやたたいたりするとトラウマになってしまう恐れさえあります。

そのため、この時期のしつけのポイントは一貫した態度を取ることです。

危ないことをしたら慌てて見せたり、悪いことをしたら冷静な態度できっぱりとそれはやってはいけないことだと伝えましょう。

この頃の子供に危ないことや悪いことを理解させるには、この方法しかありません。

これはママだけでなく、パパはもちろん、できれば一緒に住む他の家族にも協力してもらいましょう。

1歳3ヶ月頃:第9メンタルリープ(通称「原則の世界への入口」)

この頃に子供は小さな赤ちゃんから幼児へと変貌を遂げ、物事の原則を理解して、その原則に従って行動するようになります。

そしてこの頃の子供は同じ作業に対する手順ややり方を色々と変えてみて、結果を観察し、物事の原理原則を探るようになります。

この頃には他にも以下のような進歩や発達に伴う変化が見られます。

  • 奇妙な行動を取る
  • 人の真似をする
  • 色々な感情表現の仕方を学ぶ
  • 先読みをする
  • 物事を自分の思い通りにしたくてわざとグズる
  • 演技をする
  • 自分のやったことに対する賛否を求める
  • 挑戦的あるいは攻撃的になる
  • 自分の物と他人の物を区別できるようになる
  • ママの機嫌を取りたいがために大人しく良い子になる
  • ルールを免れたいがためにふざけ出す
  • 交渉(駆け引き)をする
  • 「はい(Yes)」なのか「いいね(No)」なのかという概念を使いこなし始める
  • 何かをしてもらうためにはどうすれば良いのかを把握し始める
  • 意識して注意深い行動を取ることもあれば、わざと危なっかしい行動を試みることもある

この時期のしつけ方:ルールを作って守らせる

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原則の世界に足を踏み入れた子供はルールに憧れ、さまざまなルールに慣れるチャンスを求めています。食べることで自分の食欲を満たさずにはいられないのと同じで、ルールへの憧れも満たさずにはいられないのです。

基本的に、子供がルールを見い出す方法は、ママやパパに与えてもらう以外にありません。特に社会的なルールを教えるのが重要です。社会的にやってよい事とやってはいけない事を示してあげましょう。

ルールを作りそれを守らせることに害はありません。それどころか、親にはその義務があります。子供のことを心から愛している親以上に、それに適した人間がいるでしょうか。

1歳5ヶ月頃:第10メンタルリープ(通称「体系の世界への入口」)

子供が物事の体系を理解して扱えるようになり、また物事の原則をより深いところまでしっかりと理解できるようになります。

そして子供にとっては自分自身こそが最も身近で最も多くの気づきのある物事の体系であるため、この頃に自我 (自分という概念) の発達も始まります。

これにより、ママとパパは別の人間だと理解し始め、一人称 (自分) や二人称 (相手) を指す言葉を使い始めます。

また初めて自分が家族の一員であることを自覚し、「自分の家族とお友達の家族」や「自分の家とご近所の家」などを区別できるようになります。

この時期のしつけ方:親が自ら生きた手本となり助言所となる

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この頃から子供は自分の価値観や行動規範を体系的に育み始め、その結果として善悪の判断力が芽生えます。

そこで赤ちゃんに取ってもらいたい行動をママやパパが自ら示し、赤ちゃんが誤った行動を取ったら正してあげましょう。

そうすることで、「これからの幼児期の行動」と「その後の人生を通じて向き合い続けることになる自分の価値観や行動規範」の良い土台を形作ることができます。

発達段階によってしつけ方を変える重要性

赤ちゃんの内面はメンタルリープによって段階的に成長するため、1歳になったばかりの頃と2歳になる直前では喜ぶ遊びやおもちゃも違えば、求められる要求のレベルも全く違います。

またそもそもあなたの子に限ったことではなく全ての子が聞き分けがなくなったり、ヒステリーを起こりやすくなる不思議な週齢(ワンダーウィーク)もあります。

そのため親が各リープのときに赤ちゃんの身に起こる変化や芽生える知能をあらかじめ知っておいて、それに合わせてしつけ方を変えるのが重要になります。

また、それができれば「魔の二歳児」を避けて、逆に「素晴らしい飛躍の年」にすることだってできます。

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2015年9月25日
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